手芸、さすがに楽しすぎ
※既存キャラクターのデフォルメ化、(自作の)ぬいぐるみ要素を含みます。
苦手な方は自衛をお願いします
前回の続きです。
使う道具や手順なんかは一体目(ドッピオ)を製作した時とほとんど変わらないので、ここではある程度かい摘んで説明していこうかと思います。
とりあえず、肌の布代として650円をカウントしておきます。
ここまで掛かった費用カウンター
650×1=650円
刺繍糸や布を張るための枠、転写シートなんかは前回購入したものを流用するので実質無料としてカウントします。初期費用こそ掛かりますが、揃えてしまえば次回からのコストが抑えられるのは良いですね。
さて、顔の図面を転写したシートを貼って準備は万端です。
前回は刺繍のやり方について詳しく書けなかったのが少し心残りだったので、そこを詳しく説明していこうと思います。
まず、コレが刺繍糸です。
こんな感じで、大抵のものは束ねられた状態で売られています。
普通の糸と何が違うのかと言うと…
こんな風に、細い六本が寄り集まって一本になっている点ですね。
このまま分割せずに使用すると六本取りで刺繍することになります。普通、刺繍はこの六本の中から使う分だけ抜き取って使います。
もちろん、使う本数が多いほど縫った線は太くなり、少ないほど細くなります。場面や布の厚さによっても使い分けをするそうです。
私は基本的にここから一本抜き取り、束ねて使っています。
針に刺繍糸を通したらいよいよ刺繍です。が、ここでいきなり面から縫い始めることは基本的にNGです。
まずは「アウトラインステッチ」と呼ばれる縁取りをしなければいけません。
「アウトラインステッチ」なんて専門用語を使いましたが、そんなに難しくはありません。
まずはこうやって普通に一針縫って…
裏側から、一針先の場所に糸を出します。
針は表側から前回縫った糸と糸の間に刺し、これを繰り返すだけです。当然ですが一方向に縫い続けたほうが見た目が綺麗に仕上がります。
ぐるっと一周縫えばアウトラインステッチは完成です!
ここまで来たら次はいよいよ面縫い。手芸用語では「サテンステッチ」と呼びます。
糸は新しくしても良いし、アウトラインステッチの残りの糸が十分であればそのまま縫い続けても大丈夫です。
糸はパーツの中央から出して、こんな感じに…
大雑把に間隔を開けてざくざくと端まで縫います。
そして折り返すときにこの間を埋めるように縫えば…
こんな感じに綺麗に埋めることができます!
この方法でなくてもサテンステッチはできますが、間隔を空けて縫いガイドを作ることで、途中で糸の方向が傾いてしまうことを防ぐ役割があります。せっかくならこうして縫ったほうが綺麗に仕上がると思いますよ。
残りの部位も同じようにざくざくと縫って折り返せば…
はい、綺麗に縫うことができました!
いや本当に綺麗に出来たな〜!! 流石に二回目となるとスキルアップしているようです。テンションも上がってきました。
はい、過程を飛ばしました。
ここまでは面積の小さい箇所のサテンステッチのやり方で来ましたが、画像の白目のように大きい箇所を縫うときに使う縫い方もあります。
ちなみに、面積の大きい箇所を先ほど紹介したやり方で縫い付けると、糸がびろびろと遊んでしまい見た目が悪くなってしまいます。
こうして長く、短く、長く、短くとでこぼこになるように交互に縫っていき、端まで行ったら今度はその隙間を埋めるように戻りながら縫っていきます。
仕上がりはこんな感じ。
このやり方で縫うと少し縫い目が目立ってしまうので、そんな時は一本取りをした糸で隙間を埋めるように上から縫うと綺麗に仕上がります!
はい、顔面の刺繍が終わりました。
私、確実に刺繍の腕が上がっていますね… 一体どうなっちゃうんだ…!!?
転写シートを溶かして型紙に沿って生地を切り出し、今週の作業は終了です。来週は体を完成させて、できれば髪までやってしまいたいです!
まとめ
一週間も時間があったのに全然進みませんでした。課題やらなんやらに追われまくって時間が捻出できなかったせいです。不覚…!
これで刺繍は二度目ですが、自分でもわかるくらい露骨に上手くなっていてとてもご機嫌です。そのかわり手のひらの変な筋肉が痛みを訴えていますが、等価交換といったところでしょうか。なんにせよこのまま完成まで突っ走りたいです。
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