こどもの日
5月5日は端午の節句、こどもの日ですね。今年はGW最中にあるイベントでもあります。
私もこの連休を利用して実家のある北海道に帰省しました。はっきり言ってのんびり過ごしたいので、今回は調べたことを中心に書いていこうと思います。前回は初回ということもあって気合いを入れすぎました。あのクオリティのものを毎回提供するのは厳しいので、ここで気楽に書いた記事も載せておきたいところ…
さて、端午の節句といえば鯉のぼりを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。もちろん私もその一人です。
私は今年で19歳になるので、最低でも19回は目にしたことがあるはず。記憶力を頼りにうろ覚えで鯉のぼりを描いてみました。
何かが違う… 鯉のぼりが描いてあることはすぐにわかるけど、拭いきれない違和感がありますね。色もこんなだっけ?
私がいかにぼんやりと鯉のぼりを記憶していたかが分かったところで、正解の鯉のぼりも見てみましょう。
(引用元:友禅鯉|徳永こいのぼり)
あっ、全然違う 笑
上の鯉のぼりが一番大きくて、下にいくにつれて小さくなるのか! 色も黒とか使っていいんだ… それに、一番上のひらひらした鯉ではない何か! あんなのあったな〜!!
記事にでもしなければ鯉のぼりについて深く考えることなんか無さそうですし、良い機会なので鯉のぼりのデザインに込められた意味や願いを調べてみました。
01.鯉のぼりの意味
鯉のぼりには、人生という流れの中で遭遇する難関を鯉のように突破して立身出世して欲しいという願いが込められているそうです。中国の言い伝えで、滝を登りきった鯉が龍に変身して天に登っていったという話があるので、それにあやかったものだと考えます。
日本の行事なのに中国の言い伝えが元になっていると思うと、不思議な気持ちになりますね。あの七福神も実は日本で生まれた神様は1人だけで、あとの6人は中国とインドの神様だというので、日本人の宗教観やこういった行事の複雑さには度々驚かされます。
02.鯉のぼりの起源
もともと日本には、将軍に男の子が生まれると家紋のついた旗や幟を立てて祝う風習があったそうです。これが武家に広がり、裕福な商家もそれに対抗しようと武具の模造品などを飾るようになりました。そして、鯉の滝登りで出世のシンボルだった鯉を幟にするアイデアがうまれ、武家の幟に対して、町人の間で鯉のぼりが揚げられるようになったのが始まりだと言われています。
鯉のぼりはかなり昔から親しまれていたみたいですね。なんとなくそういうものだからな、と受け入れていたこの行事もなんだか感慨深くなります。
03.鯉のぼりの色
一般的に鯉のぼりは上から順に黒、赤、青の3色で構成されています。
黒は父親、赤は母親、青は子供を表す色とされていて、家庭によっては子供の鯉の色を変えたり、新たに兄弟が増えた場合は一番下に鯉を増やしたりするそうです。その場合は緑や紫の鯉が選ばれることが多いらしく、全体の色合いも考えられていて素敵ですね。色によって役割や意味が違うのも、とても興味深いと思いました。
一番上に飾られる吹き流しには魔除けの意味合いがあるらしく、青(または緑)・赤・黄・白・黒(または紫)の5色で作られているものが多いです。
自然界のものは5つのもの(木・火・土・金・水)から成り立つという、古くからの中国の考え「五行説」が影響していて、自然災害や病気から子どもたちを守り健やかに成長していってほしいという願いが込められています。
鯉のぼりを華やかに見せるための単なる飾りの1つと思われがちな吹き流しですが、古くから多くの人の願いや気持ちを表し、飾られていたのですね。
まとめ
端午の節句とこどもの日は同日のイベントですが、全くの別物です。てっきりこどもの日を難しく言い表すものが端午の節句だと勘違いしていました。鯉のぼりを記事の題材に選ばなければ、もしかすると一生気づかなかったかもしれません。やはり知識が深まるのは楽しいと感じました。話のネタにもなりますしね!
色で自然のものを表す考え方はとても面白く、何かの役にも立ちそうなので他にも調べてみたいと思います。
(参照:All about 暮らし)
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