無いものは生み出すしかない
※既存キャラクターのデフォルメ化、(自作の)ぬいぐるみ要素を含みます。
苦手な方は自衛をお願いします
私はオタクです。
語彙力のない自己紹介になってしまいましたが、とにかくオタクです。アニメを見て漫画を読み、時には原作との演出の違いを比べながらアニメを見て、アニメ内の日付が現実の日付と近づけば一度見たアニメでもまた観直し「今年も同じ展開だったな…」と一人ごちる、どこにでも居るオタクです。
さらに作品を満喫するために公式グッツを集めたり、イベントに参加したり、聖地巡礼をしたりなどなど、一般に「オタ活」と呼称される行為が存在します。今はさほど珍しくもありませんね。
なぜこの話をしたかと言うと、この間Twitterでよく仲良くしてくださっている方とぬい (キャラクターのぬいぐるみの略称。なぜかオタクはこう呼ぶ) をお迎えしたという話になり、かわいくて良いな〜😄 と思ったからです。その方によれば、生活の質が爆上がりして毎日が楽しくなったとのこと。推しが立体になるのってやっぱり特別感がありますよね。
私は一人暮らしなので、家の好きな場所に好きなものを好きなだけ飾る権利を手にしています。せっかくだし、ぬいもお迎えしてさらに自宅を素敵な場所にしてみたいと思います!
ところで私は最近ジョジョの奇妙な冒険への愛が再燃し、朝も昼も夜もず〜〜〜〜っとこの作品のことを考えて生きる毎日で、今のところの生きる理由であり指針です!
やはり40年近くファンに愛されているコンテンツなだけあって、久しぶりに読み返してもめちゃくちゃに面白かったです。面白すぎてそれまでハマっていた他作品の記憶を全て忘れてしまいました。ここまで面白い必要があるか…??
ストーリーは4部 (ジョジョは単独の人物を主人公とせず、主人公が変わるごとに「第○部」と部数が進みます) が好きですが、舞台や設定は5部が好きです。昔から究極の縦社会である反社会的勢力が出てくる創作物が好きだったのと、キャラクターの過去や行動理念についてとことん考えるのが好きなので、そこら辺の需要が合致した感じですね。
さて、このままずっとジョジョの話をしていたい所ですが残念ながらそういう訳にもいきません。話も逸れてしまいました。
とにかく、私も推しのぬいを購入すべくメルカリを起動します。
転売ヤーなどから買うのではなく、単純にアニメ化されたのが5年前なので今はもうグッツが販売していないのが理由です。同じ作品を愛し、同じ推しを愛した誰かの愛を存分に注がれてきたぬいをお迎えする… なんて愛に溢れたサイクルなんでしょうか。
ワクワクしながら推しの名前で検索すると…… あれ、おかしいな。全然ヒットしないぞ?
過去に取引された形跡もないし… いやいやまさかね。でも一応他のサイトを確認しておこうかな。念の為にね? まだそうと決まった訳じゃないし?? 熱心なファンが誰も手放していないだけかもしれないし???たまたま検索したサイトが悪かったのかな!?
他のサイトにならあるかも知れません。他のサイトになら…
他のサイトに……
他の…………
どこにも無いが?????
え、そんなことある?? 一応結構重要なキーキャラクターなのに???
それに、もう生産されないからか一つ一つの単価が非常に高額ですね。もしあったならペアであるキャラのぬいと一緒に二つ購入しようと思っていたのですが、残念ながら私は富豪ではないので予算の面でもどのみち購入できそうもありません。
とは言っても、ぬいぐるみって言ってみれば布とワタの塊でしょ? 原価どの位なんだろう… しかもこのぬいぐるみの制作会社、ともぬいだよなぁ。個人的にちょっと苦手なんだよね…… せっかく買うなら自分の好きなデザインだと嬉しいんだけど。
え、待ってこれ…
作るしかなく無い????????
グッツを制作したり絵を描いたりして「有を生み出すことを楽しむ」タイプのオタ活に勤しんでいた私にはもうその考えしか思いつきません。TwitterやYouTubeでも先人たちが築き上げた手作りのぬいの作り方が載っていますし、作れないことはないはずです。
爆速でぬいぐるみ制作に必要な材料、型紙、手順などが脳内でシュミレートされていきますが、ここであることを思い出しました。そう、私はぬいを二体購入する予定だったのです。
今から作ろうとしているのはその片割れのみ。もう片方はぬいが公式から販売されていたので、仮にそちらを購入して揃えると生地やデザイン、サイズ感も違う二体が手元にあることに。それってなんか… 嫌じゃない??
どうせなら二体作っちゃお〜〜!!!!!
と、いう訳でこちらが理想の完成図になります。ここまで30分程度ですかね。行動力のあるオタクほど恐ろしいものはありません。
既存のメーカーさんと被らないように、また、ファンアート感を出したくて公式で出ているデザイン・表情を意図的に避けました。
この時点でかなり満足してしまいましたが、ここで逃げられないように予想図を制作すると同時進行で材料を事前に注文してあります。
ちなみに自分用なら大丈夫ですが、二次創作の立体物(ぬいぐるみ、フィギュアなど)の販売は基本禁止されているので気をつけてください。
そして、型紙がこちらです。
ここまでは概ね順調ですね!
既存の型紙を縫い合わせた時に理想の体型になるよう、何度も編集を繰り返して最終的にこの型紙になりました。頭の中にあるデザインを立体として表現するのは初めての試みなので、いつも使わない脳みその部分を酷使したせいか少々頭痛がします。
さも過去に作ったことがあるかのような手際ですが、ぬいぐるみ制作どころか刺繍も初めてです。私ならこのくらいできるだろ! という根拠なく湧き出る自己肯定感だけでやっています。この後更新されなかったら察してください。
今回の作業はここまで。続きは注文した布や道具が全て手元に揃ってから再開となります!
まとめ
人によってはぬいを持ち歩いたり自作したりする行為に嫌悪感を示す人もいるようです。
キャラクターをデフォルメした容姿が苦手。いい歳こいて一般の人の目にも触れる場所でぬいぐるみを持ち歩くのって… 最近出来たグッツの割にオタクのマストアイテムになっていて馴染めない。といった理由からだそうです。
確かにぬいの文化はごく最近のものですが、私は別にぬいを持つことも作ることもオタクにとって必須なことではないと思います。これを持っていないと、作れないとファンじゃないなんてことは無いのも当たり前です。
かく言う私も、ぬいぐるみが作れない人生よりも作れる人生の方が楽しそうだな〜くらいの感覚で始めているので、多種多様なオタ活ライフを楽しめればそれでいいと思います。
そして、こちらがぬい制作のプラン。今はステップ2まで進んでいる状態ですね。
ゆくゆくはこれで培った技術で自分の考えたキャラクターのぬいぐるみを作りたいと思っているので、どうにかいい感じに完成できることを願うばかりです。できればその工程も記事にしたい…! 頼むぞ、未来の自分!
次回予告
気合い入れて行きます。
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